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危険な中国食品 集団食中毒続く

2011年04月25日
危険な中国食品 集団食中毒続く
【新唐人2011年4月26日付ニュース】最近、中国では集団食中毒が頻繁に伝えられている。先週末(23日)だけでも、一日で2件の食中毒が伝えられた。
 
    頻繁に伝えられる食中毒
 
ウォールストリートジャーナルによると、湖南省長沙市当局は25日、先週末に長沙市から40km離れた五豊村で286人が食中毒で病院に運ばれたことを認めた。現在、8人が入院治療をうけているという。
 
23日午後5時、広西省柳江県高鎮果郎村でも食中毒騒ぎがあり、63人が嘔吐、下痢、めまいなどを訴え、病院に運ばれた。
 
「中国日報」英語版によると、集団食中毒の原因は、痩肉精によるものではないかと疑われている。豚の飼育過程で、筋肉増強剤の痩肉精を豚に与えると、筋肉の成長を促進するが、人体に吸収されると頭痛や吐き気、心拍の不規則などの症状を引き起こすといわれている。
 
    次々と明るみに出る中国の「腹黒食品」
 
中国人権観察報告によると、「メイドインチャイナ」はすでに腹黒製品の代名詞となった。後を絶たない劣悪な中国製品により、世界中で中国製品不買騒動を引き起こし、欧米では「非中国製」ラベルを貼ることで製品の安全性をアピールするメーカーも現れるほどだ。
 
近年巷を騒がせている中国の数々の食品問題。2003年から2004年には偽物ミルクを飲んだ「大頭嬰児」が現れ、2004年には毛髪醤油が発覚された。2005年8月から2006年7月の間には、工業用塩を再包装して食塩として販売した事件もあった。
 
2008年には、大手乳製品メーカー三鹿集団の粉ミルクからメラミンが検出された。その後、伊利、蒙牛、光明、聖元、雅士利などの大手を含む中国の乳製品メーカーの69ロットの製品を検査した結果、いずれもメラミンが検出され、世間を驚かせた。
 
この事件後、多くの国が中国産の乳製品の輸入を禁止する動きを見せた。
 
2008年の北京オリンピックの時は、多くの参加国の選手団が中国食品への不信感から食材、厨房用品を持参することまであった。
 
    近年ネットで暴露された腹黒食品の数々
 
・大便漬け臭豆腐:豆腐を大便や饐えた水、化学着色料の硫酸鉄に漬け、発酵を促進し、臭いと色をつける。
 
・皮革ミルク:使用済み革靴やベルトを回収して、化学工程を経て人造蛋白を作り出し、粉ミルクの原料にする。
 
・民工米:黄麹毒素を含む米
 
・着色塩漬けたまご:スーダンレッドを使ってたまごの黄身の色を赤くする。
 
・ニセたまご:化学薬品で合成した人造たまご。
 
硫黄饅頭:化学物質の硫黄で小麦粉を燻し、発酵を促進。出来上がった饅頭は大きく白く見える。
 
ニセ酒:工業用アルコールで作る。失明や肝臓機能障害をもたらし、死に至る危険すらある。
 
・毒ペットフード:米国に輸出されたペットフードからメラミンが検出。米国やカナダで多くのペットが死亡。
 
・ニセ牛脂:包装材料に使われるパラフィンで作る。
 
・痩肉精豚肉:豚の飼育時、筋肉増強剤の痩肉精を大量に与える。
 
・毒米:工業用油を古米に噴霧すると、つややかな白米に変身。
 
・毒上海ガニ:養殖の期間中、クロロマイセチン、テラマイシン、エチルアルコールなどの抗生物質を与える。猫や犬、アヒルなどの家畜の死体を餌に与える。
 
・毒缶詰:腐食性の強い工業用の苛性ソーダで果物の皮をむく。また、工業用着色料やサッカリンが使われる。
 
・毒唐辛子:工業用塩に漬ける。工業用塩は異物混入が多く、顆粒が大きくヨードを含まないため、人体に残留しやすい。ヨード不足、中毒を引き起こし、死に至ることもある。
 
・毒スープの素:ドイツでは中国産のスープの素から発がん性物質の軟化剤を検出した。この種の軟化剤は遺伝子に損傷を与えると言われる。
 
・毒餃子、毒野菜巻:日本に輸出された冷凍餃子から殺虫剤のメタミドホスが検出された。冷凍野菜巻からは基準値4倍の有機リン系農薬ホレートが検出された。
 
・皖毛毛製チマキ:賞味期限が2年以上切れたチマキを再包装して販売。悪臭が立ち込め、既に米粒の形状がなくなっていた。
 
しかし、これらは氷山の一角に過ぎないとネットユーザーらは言う。
 
    互いに毒を盛る中国人
 
「東方日報」によると、中国の腹黒食品はその種類の多さには驚くという。食品であれば、業者が隙に乗じて不正食品を作り出す。もはや中国では野菜農家は自分が作った野菜は食べない、養豚業者は自分が育てた豚は食べない、ミルク業者は自分が作ったミルクは飲まない時代に入ったが、果たして中国には安心して食べられるものはあるのだろうか。
 
中国の5千年の歴史の中、互いに殺し合った時代もあったが、今のように互いに毒を盛る“慢性虐殺”の時代は、かつては一度もなかったはずだ。自ら民族虐殺を行うのも天地開闢以来はじめてのことではなかろうか。中華民族有史以来の不徳の時代に入ったのだ。
 
また報道は、共産党の高官らは特別供給センターから安全な有機食品が供給されるため、庶民のように、不正食品に対し憎むこともなく、不正食品の氾濫は彼らにとっては全く対岸の火事であると指摘した。
 

(中国語) 

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